宝泉寺図

宝泉寺図

笠野の西、丘の中腹に主人公・紫乃が暮らす宝泉寺があります。

本尊は阿弥陀如来。浄土系寺院です。

簡単に伽藍を説明しますと、

本堂:本尊をまつる建物
講堂:学問・修行の場
鐘楼
万象池(ばんしょういけ):夏には蓮やコウホネなどが美しく咲きます。

などが並んでいます。
この絵には描かれていませんが、他に和尚さまの庵や僧房、僧以外の住み込みの者の部屋、厨房、湯屋、
そして第三話に登場する宝物殿などがあります。
笠野には、宝泉寺のほかにもいくつかの寺があります。
この時代の武士は主に禅寺へ行きますので、ここは庶民の寺といっていいかもしれません。

とはいえ、戦乱の世はいつでも死と隣り合わせ。
極楽への往生を願い、身分を越えて信仰を集めています。

江戸時代の庶民の学び舎を、お寺でなくとも「寺子屋」といいますが、中世ではまさに寺院が学校。
子どもたちが住み込みや通いで学んでいます。



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